こんにちは、なき爺です。
いつもご覧くださり、ありがとうございます。
今回は素組派から少し上達し、かっこよくガンプラを作ってみようと考えている方が、必ずと言ってい良い程、1度はいだくご質問にお答えしようと思います。
ガンプラを始めると、素組から始まり、2度切り、ゲート処理と進んでいきますが、完成した後にトップコートを吹いて完成させる方が作品の劣化を防ぐことができます。トップコートは「光沢」「半光沢」「つや消し」の3種類に分類されますが、メッキカラーの部分は光沢を選ぶ方が多いですが、たいていの場合はプラスチック感がなくしっとりと落ち着きのある「つや消し」「半光沢」を選ぶと見栄えもすごく良くなります。私も「つや消し」で仕上げることが多いです。「つや消し」とは表面をミクロン単位で凹凸のある状態にすることで光の反射を抑えます。
ここで、一つの疑問が生まれます。
- ガンプラを綺麗に製作するには、ゲート跡やひけを無くすためにヤスリ掛けが必要。
- ヤスリ掛けは通常400番、600番、800番、1000番と順番に行う必要がある。
- 毎回全てのパーツにこれを行なっていると時間が掛かり、ヤスリ掛けは面倒。
- 最後にトップコートで「つや消し」にするなら、不要なヤスリ掛けをしなくても良いはず。
- トップコートで「つや消し」を使う場合、ヤスリ掛けは何番迄行うべきなのか?
私の別の記事では、「ゆったりとした心でヤスリ掛けを楽しんで下さい」と申し上げましたが、とはいえ、誰もが無駄なことや徒労に終わるようなことはしたくないですよね。私もその一人です。
そこで今回は、成形色仕上げ派必見!つや消しトップコートに必要なヤスリ掛けの番手について実験・検証をしていきたいと思います。
1.つや消しトップコートの効果
本題に入る前に、つや消しトップコートについて少しだけ触れておきます。(そんな事もう知っていると言う方は飛ばしてください。)
そもそもトップコートとは、作品を製作する時の塗装やデカールは爪で引っ掻いたり、何かに擦れたりすると比較的簡単に剥がれてしまいます。そういった剥がれを防止するために、完成後に無色透明の薄い膜でコーティングをしてあげるのがトップコートです。また、長い時間が経つと紫外線により色が劣化する(日焼けしてうすくなったり、茶色っぽくなる)こともありますので、UVカットのものもあります。
トップコートはエアブラシで吹く塗料タイプのものもありますが、スプレー缶タイプのものもあります。トップコートは簡単に表面をコーティングできますが、注意しないといけないのは、
①湿度の高い日は避ける
②一度に沢山吹きかけない
事が重要です。湿度が高い日にトップコートをしたり、一度にたくさん吹き付けると白化現象が起き、表面が白っぽくなったり曇った感じになります。注意していてもそうなってしまった時は、薄め液で拭き取れば大丈夫です。ただし、塗料の系統(エナメル・ラッカー・水性)とトップコートの系統(ラッカー・水性)には注意が必要です。

2. 実験に準備したもの
プラスチックスプーン : 白・ピンク・青・緑・黒 (ダイソーで購入)
スポンジやすり : 400番 600番 800番 1000番
トップコート:プレミアムトップコートUVカットつや消し
3. 実験方法
- 5種類のプラスチックスプーンをそれぞれ五本用意します。
- スポンジやすり400番・600番・800番・1000番を用いて、やすりを掛けます。やすりがけは、番手による違いを正確に確認するために、常に新しいスポンジヤスリを使い、一つのスプーンには違う番手を絶対に使わないようにします。やすりがけしないスプーンも用意します。
- やすりがけ終了後、写真を撮ります。撮影には撮影ボックスを使い、光量を一定にして撮影を行っています。
次に、プレミアムトップコートUVカットつや消しを吹きます。吹き方は、できる限り同じ条件で吹くため、スプーンから約20cm離れ場所から、1秒間で30cm程度横に動かせるスピードとしました。回数は、それぞれスプーン下側・中央・上側となるように3回吹きます。- 2日(24時間)以上屋内で自然乾燥させます。
- その後、撮影し、結果を見比べます。
4. ヤスリ掛け結果
それぞれのヤスリ掛けの結果は以下の通りです。
ヤスリ掛けは番手が大きい方が目が細かくなります。1000番でも光沢性は無くなります。
600番程度でもギズが視認できると思います。一方明るめの色になれば表面の傷は暗めの色に比べ目立ちにくくなることがわかります。

























5. トップコート(つや消し)の結果
プレミアムトップコートUVカット(つや消し)を吹いた結果は以下の通りです。
黒はやや白化っぽい現象があり申し訳ありません。
私の印象は400番だとトップコートの後でも傷が目視できますが、600番ではつや消しを吹くと傷は目視できないレベルになります。800番まで掛けるとトップスプレーを吹くとほとんど見分けがつかなくなりました。

























6. 実験結果・まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回の実験結果で、私自身ちょっとモヤモヤしていたことがスッキリしました。エアブラシで塗装をする時間が取れず、しばらくは成形色仕上げで、積みプラを解消しないとと考えていたので、時短のためにゲート処理他ヤスリ掛けを何番まで掛けるべきか考えていたので、600番までにします!ちなみに、他のユーチューバーさんやモデラーさんもつや消しには600番まで十分とおっしゃってました。
素組派の方もつや消しトップコートをするだけでも、かなり印象が変わりますよ。プラスチックのおもちゃ感が無くなり、グッとしっとりします。
是非みなさんのガンプラライルの参考にしてください。

次に、プレミアムトップコートUVカットつや消しを吹きます。吹き方は、できる限り同じ条件で吹くため、スプーンから約20cm離れ場所から、1秒間で30cm程度横に動かせるスピードとしました。回数は、それぞれスプーン下側・中央・上側となるように3回吹きます。